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臨床報告
10歳女児にみられたPosner-Schlossman症候群の1例
著者: 相沢芙束1 佐藤卓1
所属機関: 1市立札幌病院
ページ範囲:P.703 - P.706
文献購入ページに移動1948年PosnerおよびSchlossman1)によつて,Glaucomatocyclitic Crisisと呼ばれる眼圧上昇発作を特徴とする開放隅角型の緑内障が報告されて以来,多教の報告例がみられる。
Posner-Schiossman症倒群は独立したClinicalentityとして原発性と続発性緑内障の中間に位置づけられて,かなりの数の症例が日常診療で観察される。その病因・病態には不明の点が残り,若年者層に比較的多いといわれている。われわれは3回の眼圧上昇発作を観察できた10歳,女児例に遭遇したのでSteroid rcsponseの成績を含めて報告する。文献上の報告例としては最年少と考えられる。
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