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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻6号

1979年06月発行

文献概要

特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著

開放隅角緑内障の夜間視力

著者: 服部美里1 森川節子1 常岡寛1 蒲山俊夫1 小池裕司1

所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.779 - P.784

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緒 言
 従来,開放隅角緑内障の中心窩視機能については,比較的末期まで保たれるといわれてきた。しかし環1)は開放隅角緑内障の中心窩における感度持続時間曲線を測定し,初期より中心窩視機能が障害されていることを明らかにした。
 今回,われわれは開放隅角緑内障の中心窩視機能を臨床的に知る目的で,明所視力の良好な本症患者の夜間視力を測定した。夜間視力検査とは,高輝度下にある眼が突然薄明状態に入つた時,可及的速やかに対象物を視認するには,どの程度の時間でどのように視力が回復するかを検出するとともに,薄明順応中の低照度視力も同時に測定するものである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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