文献詳細
特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学会原著
文献概要
緒 言
従来,開放隅角緑内障の中心窩視機能については,比較的末期まで保たれるといわれてきた。しかし環1)は開放隅角緑内障の中心窩における感度持続時間曲線を測定し,初期より中心窩視機能が障害されていることを明らかにした。
今回,われわれは開放隅角緑内障の中心窩視機能を臨床的に知る目的で,明所視力の良好な本症患者の夜間視力を測定した。夜間視力検査とは,高輝度下にある眼が突然薄明状態に入つた時,可及的速やかに対象物を視認するには,どの程度の時間でどのように視力が回復するかを検出するとともに,薄明順応中の低照度視力も同時に測定するものである。
従来,開放隅角緑内障の中心窩視機能については,比較的末期まで保たれるといわれてきた。しかし環1)は開放隅角緑内障の中心窩における感度持続時間曲線を測定し,初期より中心窩視機能が障害されていることを明らかにした。
今回,われわれは開放隅角緑内障の中心窩視機能を臨床的に知る目的で,明所視力の良好な本症患者の夜間視力を測定した。夜間視力検査とは,高輝度下にある眼が突然薄明状態に入つた時,可及的速やかに対象物を視認するには,どの程度の時間でどのように視力が回復するかを検出するとともに,薄明順応中の低照度視力も同時に測定するものである。
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