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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻7号

1979年07月発行

文献概要

連載 眼科図譜・260

恙虫病による急性視神経網膜炎の1例

著者: 北川道隆1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.924 - P.925

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〔解説〕
 恙虫病は発疹チフス群に属するリケッチア症の一つで,本邦では新潟,山形,秋田の3県がその発生地としてよく知られている。恙虫病による眼病変はScheie (1945年)により初めて報告され,結膜炎,虹彩炎等の前眼部病変と乳頭浮腫,網膜浮腫,軟性白斑等の眼底変化が起こるとされている。本邦においては,眼科領域からの報告は非常に少なく,しかも前眼部病変のみであり眼底変化の報告はないようである。今回著者は本症と思われる眼底所見を有する症例を経験したので報告する。
 症例:51歳,農婦。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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