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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科33巻7号

1979年07月発行

特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その6)

学会原著

角膜移植における免疫反応の臨床—免疫反応の発症因子に関する統計学的検索

著者: 山口達夫1 金井淳1 中島章1

所属機関: 1順天堂大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.927 - P.939

文献概要

緒 言
 角膜移殖において免疫反応は,graftを混濁させる主な原因の一つである。Khodadoust1)により,角膜の上皮,実質,内皮のそれぞれの層にそれぞれ特微的な反応の起こる事が報告されて以来,免疫反応の臨床像に関してはかなり明確なものとなつてきた。しかしながら,免疫反応を起こす要因について検索した報告6〜20)は少なく,また種々の要因についても,確立されたものはない。
 今回,われわれは高い透明治癒率を得るために,どの様にすれば免疫反応の出現を低く抑える事ができるのか,また,免疫反応を早期に防ぐには,どの様な事に留意すれば良いかを知る目的で,免疫反応を起こす要因について,統計学的に種々の検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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