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特集 第32回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著
ナフタリン白内障の走査電子顕微鏡による初期像の研究
著者: 富永晄子1
所属機関: 1鳥取大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1015 - P.1020
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白内障の成因を解明する補助手段として,動物を川いての実験的白内障の研究は数多くなされてきた。ナフタリンを投与された動物に白内障が発生することは,すでによく知られ,ナフタリン自内障といわれ,紅織学的に多くの報告が1〜7)あるが,主に光学顕微鏡あるいは透過型電子顕微鏡(以下透過電顕と略す)による観察である。今回,著者は,ナフタリン白内障家兎の水晶体線維の病理学的変化,特に,その皮質水品体線維の初期像を走査型電子顕微鏡(以下走査電顕と略す)を用いて観察したので報告する。
白内障の成因を解明する補助手段として,動物を川いての実験的白内障の研究は数多くなされてきた。ナフタリンを投与された動物に白内障が発生することは,すでによく知られ,ナフタリン自内障といわれ,紅織学的に多くの報告が1〜7)あるが,主に光学顕微鏡あるいは透過型電子顕微鏡(以下透過電顕と略す)による観察である。今回,著者は,ナフタリン白内障家兎の水晶体線維の病理学的変化,特に,その皮質水品体線維の初期像を走査型電子顕微鏡(以下走査電顕と略す)を用いて観察したので報告する。
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