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臨床報告
Color perimeter—その装置,測定方法ならびに測定結果について
著者: 北原博1 北原健二1 白川昭人1 入江純二1
所属機関: 1東京慈恵会医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1155 - P.1160
文献購入ページに移動視覚系,とくに色覚のメカニズムについては近年各分野においてひろく研究が行われ,心理物理学的手法によつても,その機序が次第に明らかにされつつある。
これらの機序解明にあたつては,正常者のみならず,諸種の疾患を有する異常者についての検索が重要な情報をもたらすことはいうまでもない。臨床的には,一般に色盲表,色相配列検査,ランタンテスト,アノマロスコープ,さらには暗順応計,視野計などが用いられているが,このうらとくに,網膜中心外部位の視機能をとらえるためには,視野計の反射面を利用するのが現在最も適している。しかし,color perimetry本来の目的を達するためには既存のものでは必ずしも十分とはいえない。
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