文献詳細
臨床報告
文献概要
緒 言
Riiegcr's syndromeはRiegerが1935年報告した1)ものがもとになつたもので,わが国では報告例も少なく2〜7),比較的稀な遺伝性色彩の強い疾患8)である。これは角膜および虹彩を含む隅角部の先天性形成不令であり,ほとんど常に緑内障を生じているか,緑内障に進展することが多い疾患である。また,眼症状以外に感音性難聴,歯牙,顎骨等の異常も出現する2〜14)。われわれは本症と思われる1例を経験したので報告する。
Riiegcr's syndromeはRiegerが1935年報告した1)ものがもとになつたもので,わが国では報告例も少なく2〜7),比較的稀な遺伝性色彩の強い疾患8)である。これは角膜および虹彩を含む隅角部の先天性形成不令であり,ほとんど常に緑内障を生じているか,緑内障に進展することが多い疾患である。また,眼症状以外に感音性難聴,歯牙,顎骨等の異常も出現する2〜14)。われわれは本症と思われる1例を経験したので報告する。
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