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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻10号

1980年10月発行

学会原著

過去11年間我々の行った学童視覚巡回精密診断について

著者: 江口甲一郎1 多田桂一1 若林憲章1 堀野由美子1 保科千恵美1 古川孝子1 北野周作2

所属機関: 1江口眼科病院 2日本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1415 - P.1423

文献概要

 北海道道南地域において昭和44年より11年間に及ぶ学童の視覚巡回精密診断および指導を行った。
 その間の対象学童は47,822名,抽出検診児童は4,544名であり,次のごとき結果を得た。
 (1)調節麻痺剤点眼による精密検査により遠視,遠視性乱視が多い地域的特徴があることを推定した。
 (2)治療を必要とする種々の眼疾患を発見し,函館盲学校の協力を得て適切な治療と処置を行うことができた。
 (3)検診結果を当該児竜および父兄,担任教諭等に懇切に解説し,視覚に関する自覚を促し,地域の視覚に関する理解度を高める事に成功した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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