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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻10号

1980年10月発行

文献概要

臨床報告

Wegener肉芽腫症の眼症状とその治験

著者: 田渕保夫1 田辺詔子1 安藤孝子1 平野潤三1

所属機関: 1名古屋第一赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1435 - P.1438

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 Wegener肉芽腫症の23歳女性の両眼に,眼球突出と角膜辺縁潰瘍を生じた。右眼は急速に進行し,全角膜が壊死脱落して失明したが,左眼は角膜全周被覆術がよく奏効した。後日,左眼もうっ血乳頭から視神経萎縮に陥って視力を失ったが,角膜は術後2年半を経た今日,なお健在である。本法は手技容易で手術侵襲も少なく,効果も確実で,このような病型に対してまず試みるべき方法であろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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