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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻12号

1980年12月発行

文献概要

臨床報告

アルゴンレーザーによる続発性開放隅角緑内障の一治験例

著者: 田邊吉彦1 安間正子1 原田敬志1

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1613 - P.1616

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 Uveitisに続発した51歳男子の開放隅角緑内障で手術後,濾過孔が閉塞し眼圧32mmHgに上昇した症例にargon laserによる治療を行なった。Coherent社Model 900を使い,power 600〜650mW,照射時間0.2秒,beam-size200μ径にセットし,6時の部を中心に120°近くのtrabecularmeshworkにわたって38発の照射を行なった。術後1年以上にわたって眼圧は現在も20mmHg以下,平均19mmHgにコントロールされており,何らの合併症も認めていない。argonの照射条件,範囲等まだ検討すべき問題はあるが症例によっては有力な方法であると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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