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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻12号

1980年12月発行

文献概要

臨床報告

網膜剥離手術の統計的観察

著者: 横山靖子1 相沢芙束1 音無克彦1 鈴木亘1

所属機関: 1市立札幌病院眼科

ページ範囲:P.1621 - P.1625

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 1974年7月より1979年6月までの5年間に当院において施行した網膜剥離手術例173例192眼について裂隙のtear型とhole型とを比較しつつ統計的処理を行った。その結果は下記のごとくである。
 (1) tear型とhole型との年齢分布には著しい差がある。つまりtear型では,ほぼ90%が40歳以上に集中する。
 (2)裂隙がtearでは上耳側に多く,holeでは耳側に均等にある。
 (3)復位率はtear型88%,hole型90%であった。
 以上tear型とhole型を区別して網膜剥離患者の統計的処理をしてきたが,今後,裂隙成因を考える際の下地としていきたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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