文献詳細
臨床報告
文献概要
1974年7月より1979年6月までの5年間に当院において施行した網膜剥離手術例173例192眼について裂隙のtear型とhole型とを比較しつつ統計的処理を行った。その結果は下記のごとくである。
(1) tear型とhole型との年齢分布には著しい差がある。つまりtear型では,ほぼ90%が40歳以上に集中する。
(2)裂隙がtearでは上耳側に多く,holeでは耳側に均等にある。
(3)復位率はtear型88%,hole型90%であった。
以上tear型とhole型を区別して網膜剥離患者の統計的処理をしてきたが,今後,裂隙成因を考える際の下地としていきたい。
(1) tear型とhole型との年齢分布には著しい差がある。つまりtear型では,ほぼ90%が40歳以上に集中する。
(2)裂隙がtearでは上耳側に多く,holeでは耳側に均等にある。
(3)復位率はtear型88%,hole型90%であった。
以上tear型とhole型を区別して網膜剥離患者の統計的処理をしてきたが,今後,裂隙成因を考える際の下地としていきたい。
掲載誌情報