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特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その1) 学会原著
糖尿病性網膜症に対するpanretinal photocoagulationについて
著者: 千代田和正1
所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.193 - P.200
文献購入ページに移動 糖尿病性増殖型網膜症23例(41眼)にpanretin-al photocoagulation(PRP)を行つた。
乳頭新生血管の有無で,PRPの効果に著しい差があり,乳頭新生血管を伴わない症例では19眼中16眼(84%),乳頭新生血管を伴う症例では22眼中8眼(37%)に有効であつた。
強い乳頭新生血管を伴う症例では,一時的には新生血管が減少するが,3カ月〜6カ月の経過で新生血管が再増殖する傾向があつた。また新生血管が再増殖し,硝子体出血を起こした5眼には冷凍凝固を併用したが,著効はみられなかつた。
乳頭新生血管の有無で,PRPの効果に著しい差があり,乳頭新生血管を伴わない症例では19眼中16眼(84%),乳頭新生血管を伴う症例では22眼中8眼(37%)に有効であつた。
強い乳頭新生血管を伴う症例では,一時的には新生血管が減少するが,3カ月〜6カ月の経過で新生血管が再増殖する傾向があつた。また新生血管が再増殖し,硝子体出血を起こした5眼には冷凍凝固を併用したが,著効はみられなかつた。
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