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特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
視神経障害時のspatial contrast sensitivity—視野および網膜神経線維層萎縮との対比
著者: 諌山義正1 溝上国義1 田上勇作1
所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.293 - P.300
文献購入ページに移動②第3ニューロン疾患で空間コントラスト感度は周辺視野,周辺部の網膜神経線維層萎縮には関係なく,中心視野,乳頭黄斑線維束の萎縮程度とほぼ相関していた。また,各疾患による特徴的なパターンは得られなかつた。
③中心視野,乳頭黄斑線維束に明らかな異常が観察されない時にも空間コントラスト感度は3〜4cycle/degreeで低下した。中心視野,乳頭黄斑線維束に異常が存在する時は,空間コントラスト感度はすべての空間周波数で宮明に低下した。
①レーザー干渉縞による空間コントラスト感度の測定により,中心視機能の異常をかなり鋭敏に検出できると考えられた。
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