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眼科手術学会
嚢内摘出された水晶体を使用した嚢外法諸手技の解析
著者: 三宅謙作1
所属機関: 1眼科三宅病院
ページ範囲:P.427 - P.430
文献購入ページに移動 嚢内摘出された水晶体を使用して,嚢外法における前嚢切除,核摘出および後嚢研麿の3手技を行つてみた。当法では可視性が生体眼で行うよりすぐれており,各手技の実態が把握でき,生体眼における実際の手技の訓練と分析に役立つ。
前嚢切開は一気に行わず小刻みな小切開孔をミシン目状に作製し,後に全体に切開線を広げる方法が最も安全であつた。核の摘出は予めチストトームかdisposable needleで核を刺入し,水晶体の中央を中心にかるい円運動をするか上下左右にかるく運動させることにより皮質部における後嚢と核の接着を離断することにより容易になされる。また後嚢はScratcherによる研麿にたえる強靱な膜であることが分つた。さらに後嚢研麿により残留皮質はある程度除去しうることが直視下で観察できた。
前嚢切開は一気に行わず小刻みな小切開孔をミシン目状に作製し,後に全体に切開線を広げる方法が最も安全であつた。核の摘出は予めチストトームかdisposable needleで核を刺入し,水晶体の中央を中心にかるい円運動をするか上下左右にかるく運動させることにより皮質部における後嚢と核の接着を離断することにより容易になされる。また後嚢はScratcherによる研麿にたえる強靱な膜であることが分つた。さらに後嚢研麿により残留皮質はある程度除去しうることが直視下で観察できた。
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