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特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その3) 学会原著
β−遮断剤点眼の作用・副作用
著者: 高瀬正弥1 新家真1
所属機関: 1東京大学医学部分院眼科
ページ範囲:P.557 - P.561
文献購入ページに移動 1)正常有志者を対象とし,propranolol,befu—nolol,bupranolol,timolol点眼液の1回点眼の眼圧下降効果比較を行なった。propranolol効果を基準とするとbefunololは2.5倍,bupranolol5.0倍,timololは11.0倍の効果を有する。
その他,動薬理学的解析因子の値を各薬剤について得た。
この実験では,瞳孔径・自覚屈折・血圧・脈拍の変化は認めなかった。
2)1.0%befunolol,0.5%bupranolol,0.25%timolol溶液点眼剤を1日2回,開放隅角高眼圧者を対象とし,8週間の間継続的に治療を試みた。
その結果,眼圧下降力価は各群間に有意差を認めなかった。
adverse reactionとしては,各群とも表層角膜炎,Schirmer's testによる涙液分泌減少を認め,timolol点眼群では20例中3例に徐脈を認めた。
その他,動薬理学的解析因子の値を各薬剤について得た。
この実験では,瞳孔径・自覚屈折・血圧・脈拍の変化は認めなかった。
2)1.0%befunolol,0.5%bupranolol,0.25%timolol溶液点眼剤を1日2回,開放隅角高眼圧者を対象とし,8週間の間継続的に治療を試みた。
その結果,眼圧下降力価は各群間に有意差を認めなかった。
adverse reactionとしては,各群とも表層角膜炎,Schirmer's testによる涙液分泌減少を認め,timolol点眼群では20例中3例に徐脈を認めた。
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