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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻5号

1980年05月発行

文献概要

特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 教育講演

高眼圧症と緑内障

著者: 東郁郎1

所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.625 - P.633

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はじめに
 日常の緑内障診療においてしばしば遭遇する「疑緑内障(glaucoma suspect)」の症例をどのように取扱うべきかということを中心課題として,原発開放隅角緑内障(POAG)との関連を考察してみたい。
 明白な緑内障性(辺縁性)乳頭陥凹があり,しかも眼圧が高くて視野が特有の欠損を示しているような進展した定型的な緑内障(well established glaucoma)の診断は困難ではない。症例により差異はあっても,乳頭変化の進行と視野変化を惹起するまでに先行する眼圧亢進が相当期間みられるのが常である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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