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特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その4) 教育講演
高眼圧症と緑内障
著者: 東郁郎1
所属機関: 1大阪医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.625 - P.633
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日常の緑内障診療においてしばしば遭遇する「疑緑内障(glaucoma suspect)」の症例をどのように取扱うべきかということを中心課題として,原発開放隅角緑内障(POAG)との関連を考察してみたい。
明白な緑内障性(辺縁性)乳頭陥凹があり,しかも眼圧が高くて視野が特有の欠損を示しているような進展した定型的な緑内障(well established glaucoma)の診断は困難ではない。症例により差異はあっても,乳頭変化の進行と視野変化を惹起するまでに先行する眼圧亢進が相当期間みられるのが常である。
日常の緑内障診療においてしばしば遭遇する「疑緑内障(glaucoma suspect)」の症例をどのように取扱うべきかということを中心課題として,原発開放隅角緑内障(POAG)との関連を考察してみたい。
明白な緑内障性(辺縁性)乳頭陥凹があり,しかも眼圧が高くて視野が特有の欠損を示しているような進展した定型的な緑内障(well established glaucoma)の診断は困難ではない。症例により差異はあっても,乳頭変化の進行と視野変化を惹起するまでに先行する眼圧亢進が相当期間みられるのが常である。
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