文献詳細
特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学会原著
文献概要
1)信州大学眼科で施行したTrabcculectomyの成績は79%であった。病型別では原発性開放隅角が90%,原発性閉塞隅角が89%,先天性が60%,続発性が72%,水晶体嚢性は4眼中3眼であった。
2)術後60%の症例に眼圧の再上昇が見られたが,39%は薬剤使用によりコントロール可能となった。再上昇の時期は大部分6カ月以内であった。
3)術前のC値の良い症例,術中強膜の縫合にデキソンを用いた例,徳後のbleb形成された症例などにおいて眼圧のコントロールが良好であった。
4)視野は,術後眼圧がコントロールされても経過観察中に悪化を示す例があった。
5)重篤な合併症は少なかった。
2)術後60%の症例に眼圧の再上昇が見られたが,39%は薬剤使用によりコントロール可能となった。再上昇の時期は大部分6カ月以内であった。
3)術前のC値の良い症例,術中強膜の縫合にデキソンを用いた例,徳後のbleb形成された症例などにおいて眼圧のコントロールが良好であった。
4)視野は,術後眼圧がコントロールされても経過観察中に悪化を示す例があった。
5)重篤な合併症は少なかった。
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