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特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
黄斑部に及んだ網膜剥離の術後視力
著者: 當麻信子1 額田朋経1 檀上真次1
所属機関: 1大阪大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.801 - P.807
文献購入ページに移動(1)術後,113眼のうち104眼(92%)に視力の改善がみられ,65眼(57.5%)が0.5以上の視力に改善した。
(2)黄斑部の剥離の程度と術後視力の間には強い関係がみられた。
(3)黄斑部の剥離の高さが4〜9Dの扁平な症例では72眼中36眼(50%)が12カ月目およびそれ以降にも視力の改善がみられ,しかも術後視力0.5以上の症例が36眼中30眼(83.3%)もあった。
(4)黄斑部の剥離の高さが10D以上の症例,脈絡膜剥離を合併した症例,6カ月以上黄斑部が剥離していた症例では約半数が術後1カ月以内で視力が固定し,0.5以上の視力に改善した症例はほとんどなかった。
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