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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻6号

1980年06月発行

文献概要

特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著

瞳孔の運動に関する生理学的研究—瞳孔の近見反応の解析と眼精疲労患者におけるその異常

著者: 清水春一1 小鹿倉庸子1 柴由紀子2 窪田智2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室 2東京慈恵会医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.821 - P.827

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 (1)従来原因不明であった眼精疲労のなかに瞳孔反応異常のあるものが発見された。
 (2)生理的瞳孔径,および瞳孔の近見反応は共にドンデルス輻湊線に近似する事が解った。
 (3)調節力の少ない者程,縮瞳率は強く,輻湊調節の過不足を補い合っている事が解った。
 (4)調節は適正な瞳孔径を得るため,縮瞳,散瞳の両側に抑制的に働き,瞳孔径を決定する微調節の役割を果しているものと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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