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特集 第33回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著
ブドウ膜炎の前房隅角螢光造影所見
著者: 木村良造1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1003 - P.1006
文献購入ページに移動(1) Vogt−小柳−原田症候群のVogt−小柳型と原田型の鑑別がFGPにより容易となる。すなわち前者ではFGPにより線維柱帯部に過螢光点(trab-ecular hyperfluorescent dot)や新生血管(trabecu-lar neovascularization)が認められるが,後者ではそれらが認められない。
(2) SarcoidosisにおいてもFGPにより過螢光点や新生血管が認められることがある。
(3) Behçet病のブドウ膜炎発作時においてはFGPにより,隅角底より前房内への色素の噴出所見が認められる。発作間歇期には色素の漏出は認められない。
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