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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻8号

1980年08月発行

文献概要

連載 眼科図譜・273

網膜色素線条症に外傷性網膜出血を来たした症例

著者: 池田定嗣1 深尾隆三1 永田誠1

所属機関: 1天理よろづ相談所病院

ページ範囲:P.1132 - P.1133

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〔解説〕
 網膜色素線条症は日常臨床で時に遭遇する疾患であるが,全身の弾力線維の変性をおこす症候群の一分症であるため身体各部の異常をしばしば合併する7)。それとともに外傷が本症の発現ならびに視力に関係する合併症の発生に関与することがあるといわれている。今回わずかな外傷により特異な形態の網膜出血を来たした網膜色素線条症の症例を経験したので,ここに報告する。
 症例:24歳,男性(No.た−683)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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