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臨床報告
前房隅角に白血病細胞の浸潤をみた続発性緑内障
著者: 山本節1 文順永1 立神英宣1 馬渕理2 見須英雄2
所属機関: 1兵庫県立こども病院眼科 2兵庫県立こども病院血液・腫瘍科
ページ範囲:P.1151 - P.1155
文献購入ページに移動初診時より軽度の眼球突出が認められたが,2ヵ月の経過で左眼球突出が著明になり,左眼の眼圧に上昇がみられ,緑内障に対する手術を行った。
組織学的検査では虹彩および線維柱帯網状組織に白血病細胞の浸潤がみられ網状組織は破壊され房水の流出障害を来たして二次的緑内障を起したものであった。また,視神経のくも膜も変性した白血病細胞の浸潤により軽度の肥厚がみられた。
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