icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科34巻8号

1980年08月発行

臨床報告

晩期妊娠中毒症に併発した無裂孔性網膜剥離の病態

著者: 大橋孝治1 尾形徹也2 宗司西美2

所属機関: 1聖マリアンナ医科大学眼科学教室 2川崎市立川崎病院眼科

ページ範囲:P.1167 - P.1174

文献概要

 4例の妊娠中毒症患者と1例の分娩後多量に輸液を行なった患者に無裂孔性の続発性網膜剥離を観察した。
 螢光眼底検査より本症は脈経膜よりの浸出液により生じることを確認した。
 いずれも両眼性で黄斑部に異常を認め,視力低下の強いものと軽度のものとあった。これらは程度,部位の差によると考えられる。
 長期経過観察のできた1例に脈絡膜梗塞を疑わせる所見を呈したものがあった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら