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臨床報告
網膜静脈枝閉塞症に続発した新生血管に対する間接光凝固法
著者: 追中松芳1 井上暁二1 調枝寛治1
所属機関: 1広島大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1215 - P.1220
文献購入ページに移動(1)新生血管に対する間接光凝固は有効である。しかし,新生血管の完全消褪が得られたのは4例のみで,他の5例ではわずかながら新生血管の残留が認められた。
(2)間接光凝固をより有効なものにするためには,無血管野を全て処置する必要がある。特に,黄斑部周辺からhorizontal rapheに隣接する無血管野の処置を怠りやすいので注意を要する。
(3)今回対象とした症例はすべて,光凝固前から閉塞領域に一致する大きい視野欠損・沈下を認めることが特徴的で,光凝固後あきらかな視野変化を示すことは少ない。
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