文献詳細
文献概要
臨床報告
漿液性中心性網脈絡膜症の治癒経過—アルゴンレーザー凝固有無による比較
著者: 真壁祿郎1
所属機関: 1フランクフルト大学眼科
ページ範囲:P.1335 - P.1337
文献購入ページに移動 著明な螢光漏出点1個を認めた漿液性中心性網脈絡膜症患者61例にアルゴンレーザー凝固を施行し,39例に保存的療法を行って経過を比較した。両群間に年齢,初診時視力に差の認められなかったものである。
(1)保存的治療患者に比べてレーザー凝固患者では発病から治癒までの経過期間が短く,最終視力も良好であった。
(2)特に螢光漏出点が上部黄斑部にある患者に著明な視力改善が見られた。
(3)一般に高年者に経過が不良であるが,レーザー凝固による改善効果は高年者(39歳以上)が若年者(38歳以下)よりも著明の傾向にあった。
(1)保存的治療患者に比べてレーザー凝固患者では発病から治癒までの経過期間が短く,最終視力も良好であった。
(2)特に螢光漏出点が上部黄斑部にある患者に著明な視力改善が見られた。
(3)一般に高年者に経過が不良であるが,レーザー凝固による改善効果は高年者(39歳以上)が若年者(38歳以下)よりも著明の傾向にあった。
掲載誌情報