文献詳細
特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その1)
学会原著
文献概要
後極部に裂孔を有する網膜剥離眼,34眼を超音波診断装置を用いて眼球の形状について検討した結果
1.眼軸長について:(1)34眼の眼軸長の平均は27.33mmあった。(2) C群:黄斑孔と同時に周辺部に裂孔を有するものは,他の2群とは異なり,眼軸長の延長は認めなかった。
2.後部ブドウ腫について:(1)後部ブドウ腫は34眼中25眼に認めた。(2) C群:黄斑孔と同時に周辺部に裂孔を有するものは,後部ブドウ腫を全例認めなかった。(3) B群:黄斑孔以外の後極部裂孔を有するものは,後部ブドウ腫を全例認め,突出度,轡曲度のいずれも,A群にくらべて大であった。(4) A群:黄斑孔のみを有するものでは,剥離の範囲が1度のものが,II度以上のものにくらべて,突出度,轡曲度のいずれも大きかった。
3.眼軸長と後部ブドウ腫:眼軸長と後部ブドウ腫の間には,正の相関関係を認めたが,その程度は,個々の症例においてまちまちであった。
1.眼軸長について:(1)34眼の眼軸長の平均は27.33mmあった。(2) C群:黄斑孔と同時に周辺部に裂孔を有するものは,他の2群とは異なり,眼軸長の延長は認めなかった。
2.後部ブドウ腫について:(1)後部ブドウ腫は34眼中25眼に認めた。(2) C群:黄斑孔と同時に周辺部に裂孔を有するものは,後部ブドウ腫を全例認めなかった。(3) B群:黄斑孔以外の後極部裂孔を有するものは,後部ブドウ腫を全例認め,突出度,轡曲度のいずれも,A群にくらべて大であった。(4) A群:黄斑孔のみを有するものでは,剥離の範囲が1度のものが,II度以上のものにくらべて,突出度,轡曲度のいずれも大きかった。
3.眼軸長と後部ブドウ腫:眼軸長と後部ブドウ腫の間には,正の相関関係を認めたが,その程度は,個々の症例においてまちまちであった。
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