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小児眼科
著者: 湖崎克1
所属機関: 1大阪市立小児保健センター
ページ範囲:P.128 - P.129
文献購入ページに移動I.小児の屈折異常の管理に関する問題
屈折異常は眼科診療における基本となる検査であるが,小児の屈折検査にはまだ問題となる点がいくつかある。今のところ小児の視機能と発育に関する経年変化のデーターがまだ不十分である。そして乳幼児の検査はすべて患児の発育状態に関係しており,単に年齢だけでなく,その小児の発育程度に応じた能力を考えることが大切である。検査方法も年々進歩しているが,小児に対して信頼性のある検査法の確立が強く望まれている。これらの事柄は今後も研究を進めながら,現在,使用できる検査法を如何に用いて,小児の屈折異常を管理していくかが今日の話題である。
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