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臨床報告
Lateral brow approachにて全摘出しえた涙腺良性混合腫瘍
著者: 照林宏文1 井上節1 中路裕1
所属機関: 1京都府立医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1609 - P.1612
文献購入ページに移動lateral brow approachにて,涙腺腫瘍に到達し,眼窩縁骨を小さく(3×15mm)切除するだけで,限局した比較的小さい腫瘍は,被膜ごと全摘しうる。このapproachによれば,Krönlein operationと比較して,術後のcomsmeticな面でも,切開創が眉毛に隠れるという利点がある。頭蓋内への穿孔が本法による最も重要な合併症であると思われるが,これに対する注意も,CT scan像で術前検討を加える事によって,十分に可能である。
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