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臨床報告
Uveo-parotid fever (Heerfordt症候群)の1例
著者: 合田佳都子1 近藤和義1 荻田玲子2 調枝寛治1
所属機関: 1広島大学医学部眼科学教室 2広島記念病院眼科
ページ範囲:P.1613 - P.1618
文献購入ページに移動本症例は顔面神経麻痺,耳下腺炎,ぶどう膜炎の3症状を合併したことから,サルコイドーシスの1病型であるUveo-parotid fever (Heerfordt症候群)の完全型と考えられる。
さらに,1961年から1980年までの約20年間に,広島大学第2内科でサルコイドーシスの確定診断を受けた88例のうち,眼科的異常所見を認めたものは41例であった。そのうちで上記の完全型の1例を除いて,顔面神経麻痺を伴う4例(4.5%)と,耳下腺腫張を伴う1例(1.1%)の計5例に,uvco-parotid feverの不全型が認められた。
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