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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻10号

1981年10月発行

文献概要

臨床報告

上眼瞼が原発と思われる横紋筋肉腫の1症例

著者: 馬場敏生1 渡辺ひろみ1 繁田裕美子1 栃久保哲男1 大岡良子1

所属機関: 1東邦大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1619 - P.1625

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 4歳女児の左上限瞼内嘴部に腫瘤を認め,その大きさは約1ヵ月間で約縦1.2cm×横1.0cmから約縦1.7cm×横1.5cmに増大したが,疼痛,圧痛,眼瞼下垂,眼球突出,視力障害等の眼科的訴えはなかった。外科的に腫瘍の摘出を行ったが,腫瘍は左篩骨洞,左鼻腔まで達しており完全摘出は困難であった。術後摘出標本の病理組織学的検索を行い,光学顕微鏡,電子顕微鏡および走査電子顕微鏡的所見において,本腫瘍を眼瞼原発の胎児型横紋筋肉腫と考えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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