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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻10号

1981年10月発行

文献概要

眼科手術学会

上顎洞粘膜を利用した眼窩嚢再建手術

著者: 田邊吉彦1 近藤俊1 丹羽英人2 鳥居修平3

所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室 2名古屋大学医学部耳鼻科学教室 3名古屋大学医学部口腔外科学教室

ページ範囲:P.1668 - P.1671

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 先天性無眼球症による小眼窩,および人工無眼球症後の萎縮眼窩の各1例に対し,上顎洞粘膜を全眼窩に裏打して眼窩嚢形成を行い良好な結果を得た。
 上顎洞粘膜は採取に耳鼻科的技術を要するが,採取部に目を見える瘢痕を残さず,通例片側で眼窩全体を裏打するに足る量が得られる。また,袋状をしているので採取後の眼窩形成手術は極めて簡単である。粘膜に軽度の炎症があっても利用して差支えない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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