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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻11号

1981年11月発行

文献概要

薬の臨床

Epinephrine点眼治療に不耐性であった緑内障患者へのDipivalyl Epinephrine点眼液の使用経験

著者: 荻野紀重1

所属機関: 1横浜市荻野眼科

ページ範囲:P.1753 - P.1756

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 Epinephrine (EP)点眼により副作用のみられた症例を主として,Dipivalyl epi—nephrine (DPE)点眼で副作用がどのように現われるかを検討し,あわせて眼圧下降作用をみた。EP点眼によるアレルギー性眼瞼皮膚炎34例において,DPE点眼では4例(12%)は同様の症状で中止したが,30例(88%)は無症状か軽症で継続使用可能であった。結膜充血,アレルギー性結膜炎,鼻粘膜刺激症状,頭痛でも,DPEでは副作用例ははるかに少数であった。眼圧下降作用については0.1%DPE点眼は1.25%EPと同程度かそれ以上の効果があると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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