文献詳細
臨床報告
大熊篤二考案「新色覚異常検査表(検出表・程度表)」(国際版1979年試作)の使用経験
著者: 宮本正1 清水金郎1 太田安雄1 山口淑美1
所属機関: 1東京医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.1787 - P.1792
文献概要
(1)本表の検出効率は100%であった。
(2)分類不能例が多かったが,第1異常,第2異常が逆に判定される例はみられなかった。
(3)第1異常,第2異常共に強度判定例が少なく,軽く判定される傾向がみられたが,弱度判定に関しては良い成績が得られた。
(4)本表は他表に比べ,いくつかの優れた点を有するが,単独の使用で程度判定を断定することは避けた方がよい。
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