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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻12号

1981年12月発行

文献概要

臨床報告

両眼性網膜芽細胞腫の放射線治療後,篩骨洞に血管周囲細胞腫(Hemangiopericytoma)が発生した1症例

著者: 張明哲1 箕田健生1

所属機関: 1東京大学医学部付属病院分院眼科

ページ範囲:P.1829 - P.1832

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 両眼性網膜芽細胞腫の保存療法後,放射線照射部位に,照射後10年で悪性腫瘍と考えられるHemangiopericytomaが発生した1症例を報告した。網膜芽細胞腫に対する保存療法としてはラジウム針埋没術(総量約5,000レントゲン照射),光凝固術,化学療法としてTriethylene-thio-phosphoramide投与が行われていた。両眼性網膜芽細胞腫に続発する悪性腫瘍の発生に対して,網膜芽細胞腫の保存療法に使われる放射線が誘因になるか否かについて論じた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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