文献詳細
特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (2)
学会原著
文献概要
25例,25眼の点眼による眼圧コントロール不良の開放隅角緑内障にargon laserの照射を行ない1年以上の経過観察をした。その結果は次の通りである。
(1)10眼(40%)は眼圧<20mmHgにコントロールされ,うち1例は無治療,他の9眼は点眼でコントロールされた。8眼(32%)は眼圧20〜24mmHgにコントロールされ,うち1眼は無治療,7眼は点眼でコントロールされた。7眼(28%)は無効であった。
(2)原発性開放隅角緑内障に対しては続発性緑内障より有効であった。
(3)さして重大な合併症は認めなかった。
以上よりargon laser照射はtrabecular collapseによる開放隅角緑内障に有効であると結論する。
(1)10眼(40%)は眼圧<20mmHgにコントロールされ,うち1例は無治療,他の9眼は点眼でコントロールされた。8眼(32%)は眼圧20〜24mmHgにコントロールされ,うち1眼は無治療,7眼は点眼でコントロールされた。7眼(28%)は無効であった。
(2)原発性開放隅角緑内障に対しては続発性緑内障より有効であった。
(3)さして重大な合併症は認めなかった。
以上よりargon laser照射はtrabecular collapseによる開放隅角緑内障に有効であると結論する。
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