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特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (2) 学会原著
Behçet病患者の自律神経機能異常について—睡眠ポリグラフ分析を中心に(抄録)
著者: 福田敏雅1 若倉雅登1 石川哲1
所属機関: 1北里大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.237 - P.238
文献購入ページに移動睡眠分析においては,深い睡眠の減少,REM潜時短縮,%REMの増減さらにREM期中筋肉攣縮の頻発が認められ,これらの所見は脳幹橋部cholinergic systemの異常を示唆するものであった。
Pilocarpine testにおいては,12例が中等度以上の強陽性を示し,末梢副交感神経受容器の過敏性の存在を意味した。
以上の所見より,神経症状のみられないBehçet病患者においても中枢および末梢の自律神経系異常が存在することが推定された。
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