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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻2号

1981年02月発行

文献概要

特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (2) 学会原著

ベーチェット病患者における高比重リポ蛋白コレステロール(HDL-C)の検索

著者: 大口正樹1 広瀬茂人1 長田廉平1 大野重昭1

所属機関: 1北海道大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.267 - P.272

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 ベーチェット病患者97例,サルコイドーシス患者と原田病患者各13例,健康人42例についてHDL-CとTCを測定し,ベーチェット病患老のみにHDL-C値が有意に低いという結果を得た。
 ベーチェット病患者では視力が不良になるに従ってHDL-Cは低値を示し,また男性患者は女性患者よりも有意に低い値であった。一方,年齢,治療法,罹病期間,HLA-B 5はHDL-C値に影響を与えなかった。また,TC値はベーチェット病患者と健康人との間に差はなかった。
 本病患者におけるHDL-C値低下の意義は今後さらに検討しなければならない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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