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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻2号

1981年02月発行

眼科手術学会

後房人工水晶体(Shearingレンズ)移植術に関する考察(予報)

著者: 馬嶋慶直1 野川秀利1 江崎淳次1

所属機関: 1名古屋保健衛生大学眼科学教室

ページ範囲:P.313 - P.317

文献概要

(1) Shearing後房レンズ移植術は,近年白内障嚢外摘出術が殆んど完成され(例えばKPE法,計画的嚢外摘出術)たために,合目的な人工水晶体として期待のもてるものであろう。
(2)術後視力も良好で,挿入後の安定感も良く,短い観察期間ではあるが,特に視力に影響を及ぼす合併症はみられなかった。
(3)縮散瞳が自由で特に眼底の観察は容易であった。
(4)光学的にも挿入後の解剖学的な位置関係からみても,従来の眼内人工水晶体に比し長所も多いが,反面短所もあり今後更に考察を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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