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臨床報告
人工眼内レンズの成績—第5報嚢腫状黄斑浮腫について
著者: 三木正毅1 林倫子1 近藤武久1
所属機関: 1神戸中央市民病院眼科
ページ範囲:P.491 - P.495
文献購入ページに移動(1) CMEの発生頻度は術後8ヵ月までが多い。
(2)発生年齢は60歳,70歳台に多く,高齢者の方が多い傾向が見られた。
(3)長期間CMEが存続する例がある。
(4) CMEの発生率は人工眼内レンズ挿入(31%),非挿入(35%)で差は認めない。
(5) CME発生例の視力予後は,CMEを認めない例と差はなく良好である。
(6)前眼部炎症の強い例すなわち前眼部螢光撮影で漏出の著明な例にCMEの発生率が高い。
(7)前眼部の炎症がtriggerとなりCMEが発生すると推測する。
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