文献詳細
特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その4)
学会原著
文献概要
中心性漿液性網脈絡膜症のスペクトル感度を,暗順応下およびwaldの選択的順応法によりyellow, purple, blueの各順応下において測定した。
(1)青錐体系の感度の低下が早期より著明に認められた。
(2)赤緑錐体系の感度の低下も認められるが,青錐体系に比し著明ではない。
(3)発症初期は,同時に行った100 hue testの結果と同様の傾向を示したが,症状の軽快により,100 hue testでは目立った異常が認められなくなっても,青錐体系の感度の低下が認められた。
(4)黄斑中心窩の障害が軽度の時は青錐体系のみの異常がみられ,障害が高度となると,赤緑錐体系の異常が加わるという傾向が認められた。
(1)青錐体系の感度の低下が早期より著明に認められた。
(2)赤緑錐体系の感度の低下も認められるが,青錐体系に比し著明ではない。
(3)発症初期は,同時に行った100 hue testの結果と同様の傾向を示したが,症状の軽快により,100 hue testでは目立った異常が認められなくなっても,青錐体系の感度の低下が認められた。
(4)黄斑中心窩の障害が軽度の時は青錐体系のみの異常がみられ,障害が高度となると,赤緑錐体系の異常が加わるという傾向が認められた。
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