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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻4号

1981年04月発行

文献概要

薬の臨床

単純ヘルペスウイルス眼感染症の静注用ペプシン処理人免疫グロブリン療法

著者: 日隈陸太郎1 田浦輝美1 松本光希1 山下理一郎1

所属機関: 1熊本大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.673 - P.677

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 単純ヘルペス性角膜炎(樹枝状角膜炎2例,2眼,円板状角膜炎9例9眼)および単純ヘルペス性眼瞼疱疹4例に静注用ペプシン処理ヒト免疫グロブリン(ガンマーベニン®)を試用し,以下の結論を得た。
(1)樹枝状角膜炎および眼瞼疱疹には静注用ペプシン処理ヒト免疫グロブリンの点眼や滴下が有効であった。
(2)若年者ほど効果が大であった。
(3)遷延化した実質型角膜炎には効果が得られなかった。
(4)実質型角膜炎でも新鮮なうちに早期治療を開始すれば効果が得られることがうかがわれた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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