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特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
急性出血性結膜炎の流行と中和抗体価について
著者: 原二郎1 藤本房子1 檀上真次1 瀬口聡子 峯川好一2 大津啓二2 山崎謙治2
所属機関: 1近畿中央病院眼科 2大阪府立公衆衛生研究所
ページ範囲:P.741 - P.746
文献購入ページに移動当院職員および受診患者のAHCウイルスに対する中和抗体保有率を検討したところ,対照群では抗体保有率は10%以下であったが,AHCの流行した病棟の看護職員では結膜炎がないのにかかわらず,66.7%と著明に高かった。血清疫学的にみてAHCの不顕性感染の可能性が示唆された。
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