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特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
春季カタルの角膜病変
著者: 中川やよい1 中村芳子1 曲直部恵造1 多田玲2 湯浅武之助2 三村康男3
所属機関: 1大阪逓信病院 2大阪府立羽曳野病院 3大阪大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.761 - P.766
文献購入ページに移動(1)おもな病変は高度びまん性表層角膜炎58例,限局性上皮病変35例,角膜潰瘍3例,老人環様混濁8例であった。
(2)角膜病変の増悪は7〜13歳に多く,また発症後4年以内のものに多く認められた。
(3)現在アトピー性皮膚炎を有する症例では角膜病変の増悪が多かった。
(4)継続観察例では角膜病変は4月から8月と11月に多くみとめられ約半季は冬期にも増悪をみとめた。また花粉アレルゲンに対する感受性の有無には影響されなかった。
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