文献詳細
文献概要
特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
3歳児の眼科検診5年間の成績について
著者: 宮本吉郎1
所属機関: 1日本大学医学部眼科学教室,宮本眼科クリニック
ページ範囲:P.835 - P.841
文献購入ページに移動 1975年6月から1979年11月までの5年間に松戸保健所が行ったアンケート方式による3歳児健康診査時の眼科検診を行って次の結論を得た。
(1)この方式でスクリーニングされた3歳児を検診して,かなり高率に屈折異常ならびに眼位異常を検出した。したがってこの方式は対象児の多い地域における3歳児の眼異常のスクリーニングとして有効な方法である。
(2)この方式の精度をあげるために,更にアンケート項目,判定指針,家庭における視力測定などについて検討が必要である。
(3)異常者の事後措置を十分に行うには,眼科医の緊密な連絡による一貫した指導が必要である。
(1)この方式でスクリーニングされた3歳児を検診して,かなり高率に屈折異常ならびに眼位異常を検出した。したがってこの方式は対象児の多い地域における3歳児の眼異常のスクリーニングとして有効な方法である。
(2)この方式の精度をあげるために,更にアンケート項目,判定指針,家庭における視力測定などについて検討が必要である。
(3)異常者の事後措置を十分に行うには,眼科医の緊密な連絡による一貫した指導が必要である。
掲載誌情報