文献詳細
特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その6)
学会原著
文献概要
経線弱視(meridional anblyopia)を検討する一方法として,視覚誘発脳波VECPをもちいて,乱視を有する小児の症例について両主経線間におけるmeridional ratioを比較し,次の結果を得た。
(1)弱視を有する症例は正常視力を有する症例に比較して高いmeridional ratioを示した。
(2)片眼性弱視例は両眼性弱視例に比較して高いmeridional ratioを示した。
(3)片眼性,両眼性弱視とも光学的矯正と遮閉法による視力向上に伴い,meridionalratioは正常範囲になることを認めた。
(4)経線弱視は臨床的には不同視弱視あるいは非正視弱視に含まれるもので,特別にこの弱視をとり上げる必要はないと考える。
(1)弱視を有する症例は正常視力を有する症例に比較して高いmeridional ratioを示した。
(2)片眼性弱視例は両眼性弱視例に比較して高いmeridional ratioを示した。
(3)片眼性,両眼性弱視とも光学的矯正と遮閉法による視力向上に伴い,meridionalratioは正常範囲になることを認めた。
(4)経線弱視は臨床的には不同視弱視あるいは非正視弱視に含まれるもので,特別にこの弱視をとり上げる必要はないと考える。
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