文献詳細
臨床報告
文献概要
(1)50名53個の霰粒腫に対して,Triamcinolone acetonide (以下T-A)局所注射を行い,著効31例,有効9例と,転帰不明例を除くと,43個中40個(93%)と,諸家の報告と同様,高い有効率を得た。
(2)特記すべき副作用もみられず,観血的治療の困難な幼小児,キシロカィンショックの危惧される症例,手術拒否の患者,涙小管損傷,瞼板動脈弓損傷が危惧される部位の症例等に対し,従来の外科療法に比べ,外来診療において,簡単に,手軽にできる,魅力的な方法であり,霰粒腫に,まず試みてもよいと考える。
(2)特記すべき副作用もみられず,観血的治療の困難な幼小児,キシロカィンショックの危惧される症例,手術拒否の患者,涙小管損傷,瞼板動脈弓損傷が危惧される部位の症例等に対し,従来の外科療法に比べ,外来診療において,簡単に,手軽にできる,魅力的な方法であり,霰粒腫に,まず試みてもよいと考える。
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