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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻6号

1981年06月発行

文献概要

手術ノート

Trabeculectomyの反省

著者: 湖崎弘

所属機関:

ページ範囲:P.1050 - P.1051

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1.歴史
 1968年6月,スイスのBürgenstockで第2回の眼科顕微鏡手術研究グループのシンポジウムが開かれたが,そのテーマは緑内障の顕微鏡手術であり,その内容は誠に多彩であった。KrasnovがIridocycloretractionとSi—nusotomyを, HarmsとDannheimがTrabeculotomyを,SmithがNylon Filament Trabeculotomyを,CaimsがTrabeculectomyを発表した。
 このように百花繚乱のおもむきのあった新しい手術も,奏効率の高さ,併発症の少ないこと,操作の容易性,適応症の広さから,10年以上経過した今日ではTrabecu—lectomyが世界で最も広く施行されることになった。しかもその作用機序も濾過瘢痕形成と考えられている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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