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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻7号

1981年07月発行

文献概要

特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その7) 学術展示

最近経験した眼トキソプラズマ症の2例

著者: 村上順子1 坂上英1 樺沢泉1 園延美記1

所属機関: 1愛媛大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1132 - P.1138

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 眼トキソプラズマ症は,網脈絡膜炎の中でも決して稀なものではないが,発症早期に的確に診断することは必しも容易ではない。またその病巣部位は、後極部から赤道部にかけて存在するのが最も一般的とされており,診断に際しては,眼底所見が最も重要であり,ついで血清学的診断が有用とされている。
 最近われわれは,その眼底所見より,特に新鮮と思われる2症例を経験した。いずれの症例に対しても,アセチルスピラマイシンおよびステロイド剤の経口投与を行い,良好な結果をうることができた。
 これら2例の眼トキソプラズマ症について診断,治療および臨床経過を報告し,他の知見例を含めて考察を加えたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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