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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻8号

1981年08月発行

文献概要

特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その8) 学術展示

角膜真菌症経過中に混合感染を起こしたと思われる1症例

著者: 石橋康久1 矢野真理2 柴田重陽2

所属機関: 1土浦協同病院眼科 2東京医科歯科大学眼科学教室

ページ範囲:P.1327 - P.1330

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 73歳,男子の左眼に角膜病変が認められ,検査の結果,実質中に真菌の寄生が確認されたため抗真菌剤による治療を行い,当初は改善傾向を示していた症例が,突然潰瘍上側縁より実質中に濃い混濁が出現し急激に拡大して前房蓄膿を伴い角膜穿孔を起こした。これは真菌による初発病変に細菌による二次的な感染を起こしたものと考えられ,今後角膜真菌症を診た場合,細菌やウイルスによる混合感染に対しても十分注意を要すると思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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