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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科35巻8号

1981年08月発行

文献概要

特集 第34回日本臨床眼科学会講演集 (その8) 学術展示

角膜ヘルペスと角膜真菌症の合併した2例(予報)

著者: 塩田洋1 西内貴子1 井上須美子1

所属機関: 1徳島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1331 - P.1334

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 角膜ヘルペス基本型と角膜真菌症とを同時に合併し,特徴的な臨床所見を呈した2症例について報告した。その特徴は次の様な所見であった。
(1)地図状潰瘍。
(2)潰瘍中央部は不透明で凹凸不平。
(3)潰瘍辺縁はジグザグになっており,強い浸潤を伴う。
 これらの特徴をそなえる角膜潰瘍を診たならば,HSVと真菌との混合感染によって生じた角膜潰瘍である事を念頭において検査し,治療には抗ヘルペス剤と抗真菌剤とを併用するのが望ましい事を強調した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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